ストーリーを、手短に
トリノのレッジョ劇場は、実際に使用されている劇場としては世界で最も古いオペラハウスの1つです。その起源は、1740年にさかのぼります。当時、それはサボイア王家の宮廷内の重要な建築物の一つとして生まれました。 建築家Benedetto Alfieriによって設計され、当時としては非常に革新的な工法で建築され、すぐに時代のグランドツアーの目的地の一つにくわえられました。 ほぼ2世紀にわたり計ぞ機的な公演を経て、1936年2月8日から9日にわたる火災で、5階建ての建物すべてが消失されてしまいました。
火災後現在の複合施設の再オープンまで、レッジョ劇場は市内の他の劇場を利用してその活動を持続しました。天才建築家カルロ・モリノによる現在のレッジョ劇場のデザインは世界的にも大変ユニークで、マリア・カラスやジュゼッペ・ディ・ステファノ主演のヴェルディ作オペラ「シチリアの晩鐘I Vespri siciliani」で1973年に再オープンいたしました。
劇場 多彩な提案
レッジョ劇場では、オペラをはじめバレエ、ミュージカルなどの数々のジャンルからなる豊富なシーズンを楽しめます。 劇場のメインシーズンと並行して、多種多様な活動が行われます。交響楽と合唱や室内音楽のコンサートや、劇場付きの合唱や少年少女合唱団の活動、学校やファミリー向けのピッコロ・レッジョ・プッチーニ主催で開催される一連のショー、また講演やガイド付き見学ツアー、展示会、そしてトリノ市役所やMITO SettembreMusica(9月音楽祭)のような外部機関との連携による特別なイベント などなど。レッジョ劇場がご提案するイベントはイタリアおよび国際的な文化、芸術生活の中心に位置づけられる重要なものばかりです。
劇場での体験
カフェテリアやレストランサービス
演目の開始前や幕間には、劇場3階にある2つのカフェテリアで、軽いおつまみと一緒に特別にセレクションされたワインやコーヒーなどのお飲み物をお楽しみいただけます。
幕間に夕食をご希望のお客様は、ディナーボックス(パスタ、メインディッシュ、デザート、ワイン、コーヒー付き)を開場前にカフェテリアで18ユーロでご購入いただけます。このサービスは幕間に1回以上の休憩が入る夜の演目であれば、シーズン中いつでもご利用いただけます。
クロークサービス
劇場に赴く場合、コートやジャケット、カバンや傘などをどうしたらいいか不安になることがありますね。拍手喝采のシーンなどでは、特に問題になります!レッジョ劇場では、無償でクロークサービスをご用意しております。大劇場でのイベントだけでなく、ピッコロ・レッジョの小劇場のイベントでもご利用いただけます。
出版物
これから観劇される演目の詳細をより一層ご理解いただけるよう、リブレットと呼ばれるパンフレットをご用意しております。演目の紹介やインタビューや秘話が様々な写真と一緒に掲載されているばかりか、オペラの場合、全楽譜も掲載されています!パンフレットをご購入された方には無料で演目の出演者全員の紹介カードを差し上げます。(別途購入も可能)忘れられない特別な夜の素敵なお土産になることでしょう。
バリアフリー
車いす利用者のためのアクセスは、劇場内にグラフィックで示されており、館内すべてがバリアフリーとなっております。座席には6つの車いす用のスペースが設けられており、28番列からアクセスできます。その他のサービスはお近くの係員へお声がけください。
ピッコロ・レッジョ・プッチーニ劇場へのアクセスは、外部および内部からのアクセスもエレベーターをご利用いただくことになりますので、劇場係員がご案内いたします。館内には2つの車いすスペースが確保されています。
初めてのオペラですか?
オペラ鑑賞は、一般的に考えられているより万人向けです。世界中から集まる観客は、歌を歌いながら繰り広げるオペラのストーリーや、夢、愛(そして死も・・・)の世界に引き込まれていくのです。
ドレスコード?
オペラの観劇でエレガントな衣装をまとうことは素敵なことです。でも、フロックコートやロングドレスの着用が義務つけられていた時代がすでに終わりました。ジーンズやTシャツ、スニーカーを着た方もどんどんお越しいただけるのです。そうしているうちにタキシードやスパンコールを身に着ける方方も減っていくことでしょう。自分らしくいられる服装であればいいのです。重要なのは自由な気持ちで観劇できることです。
何時までに入場?
もちろん時間厳守で。チケットに記載されている時間通りに演目は開演します。できれば開演時間の30分前までにご到着ください。(劇場の開場は45分前です)慌てたり、焦たりして開幕を迎えず、最高のコンディッションで観劇をお楽しみください。幕間の休憩時間からの観劇も可能ですので、ごゆっくりお越しください。開演に間に合わなかった場合、ホールに設営されたTV画面からの観劇は可能ですが、ぜひ生の演技の迫力をお楽しみいただきたいと思います。
オペラはも字幕付きですか?
もちろんです。映画と違い、いつも(ほぼいつも)オペラは作曲されたオリジナル言語での行われます。ドイツ語やフランス語の演目の場合、イタリア語のオペラもそうですが、内容が理解できないのではと不安に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、ご心配はいりません。度の演目も必ず2言語の文字幕が用意されています。(プロセニアムの上部)イタリア語とオリジナル言語、またはイタリア語と英語の組み合わせでご案内します。(オペラごとに違いますのでHPでご確認ください)オペラを遠ざけるバリアがまた一つ減りましたね。。。
観劇中と休憩時間
オペラの演目でもコンサートでも途中で最低1回の休憩時間が設けられています。役者さんは呼吸を整え、指揮者は汗をぬぐう。。。そんな時間、皆さんは足を延ばし、ドリンクを片手におしゃべりをお楽しみください。休憩時間の回数と時間(1回以上の場合も多々あります)、またイベントの公演時間は各演目ごとにHPでご確認いただけます。(開演日間近により正確な情報に更新されます)
体験と感動の共有を
劇場を後にするときの生き生きとした感動や深く刻まれた感覚。その体験をより多くの人々と共有してください。(友人や家族)、自分自身を音楽評論家に変えて、または単にいつものソーシャルネットワーク上のコメントを通じて、あなたの観劇の印象をより多くの人と分かちあってください。
チケット購入方法
より確実にコンサートや観劇のチケットを入手する方法は、 レッジョ劇場が唯一公認するVivaticket のウェブサイトでの購入です。
劇場のチケットオフィスの営業時間時間は以下です。
毎週火曜から金曜日 10.30 – 18
土曜日 10.30 – 16
開演1時間前
月曜日: 休館
住所:Piazza Castello, 215 – Torino
Tel. +39 011.8815.241/242
E-mail
アクセス
飛行機利用の場合
トリノ国際空港よりトリノ市内中心へ移動:
電車利用の場合
Porta Susa駅および Porta Nuova駅からレッジョ劇場までタクシーで約10分、徒歩20分で到着できます。
トリノ行きの電車は以下をご参照ください。
車利用の場合
ご出発地ごとに主要ルートをご提案いたします:
-
北東方向より高速
A4 Torino-Milano-Trieste利用または高速 A5 Torino-Aosta利用。双方ともに Corso Giulio Cesare出口で高速を降りてください。 -
西方向より
Frejus高速 A32 Torino-Bardonecchia利用で Corso Regina Margherita出口で高速を降りてください。 -
南、南東方向より
高速A6 Torino-Savona または高速 A21 Torino-Brescia利用でCorso Unità d’Italia出口で高速を降りて下さい。
市内中心地の駐車場は有料です。路上および以下の地下駐車場をご利用ください
- Roma/San Carlo/Castello
- Santo Stefano
- Vittorio Veneto
- Valdo Fusi
トリノ市内中心地は月曜日から金曜日までAM7.30―10.30の間、車の侵入規制 (ZTL) が設けられています。また一部の道路はAM 7.00—PM20.00の間公共交通機関専用レーンになっています。市内中心地のホテルにご宿泊予定の方は、特別侵入許可をホテル経由で申請することになります。
公共交通機関
レッジョ劇場に最寄りのバス停:
- Castello: バス番号 13, 15, 55, 56
- Garibaldi: バス番号4, 11, 27, 51, 57, Star2
地下鉄の最寄り駅はPorta Nuova駅と Porta Susa (XVIII Dicembre)駅です。
- Porta Nuova
- Porta Susa (XVIII Dicembre)
タクシー
トリノ市内のタクシーの呼び出しは以下の電話番号をご利用ください +390115737、+390115730
王宮広場には 2か所のタクシー乗り場があります。
トリノ滞在
劇場近くに、トリノ市役所運営の観光協会窓口があり、皆様のご宿泊やお食事、観光のサポートをご提供しております。